長年お世話になってるサロンの腕利きスタイリストさんたちのおかげで、久しく髪のダメージで困ることはなかった私なのですが、すっかりコロナ自粛期間中にサロンケアのリミットを超えてしまい、かなりヘアダメージが進行しました。オイル系ではカバーし切れないと判断し、経験的に乳液タイプのアウトバストリートメント。ミルボンディーセスアプラウミルクモイスチュアについて簡単にレビューしていきます♡
水分が抜けてスカスカになったダメージ髪はどうしたらいいの?
近年はオイル系セラムがもっぱらトレンドな感じですね。
しっとりツヤとなめらかな髪心地に仕上がるのため、さほどダメージがない状態であればオイル系のほうが分かりやすくまとまると思います。

今回私は、本当であれば自粛期間に突入するちょっと前にいつものサロンでケアをお願いするタームが来ていたのですが、あの2020年3月頃というのは毎日打ち合わせなどが立て込んで珍しくとても忙しくしていた時期で
4月に入ったらいけばいいかな、なんて悠長なことを思っていたらその後まもなく緊急事態宣言が発令されてしまった、という流れ。
すでに前回ヘアカットしてから4ヶ月経過していたので自粛期間中を合わせると半年以上も手つかずで放置することになってしまったわけです。
おかげでいつもならこうなる前に回避していた髪はもうズタボロにダメージを喰らって、ただでさえクルンクルンくせ毛で広がりやすいのがさらにボアボアになり、アイロンプレスの時間が長くなってさらにダメージが進行する悪循環に陥る始末^^;
自粛明けに念のため2週間ほど待っていつものサロンに予約を入れてカットしてもらったのですが、
「さすがに今回はダメージ来ちゃってますねえ・・・」
と担当スタイリスト(店長)さんにも指摘され、とりあえずデザインバランス的にギリギリOKなところまでは切りましょうとなりました。
10㌢強切ったんですが、やはりそれでも毛先には少しダメージ箇所が残ったのと、全体に広がったダメージはその部分が全部伸び切ってカットするまでは基本どうにもならないので
翌日以降もカットする前よりはずいぶん良くなったものの、これはさすがにいつものヘアケアアイテムだけでも間に合わないなと判断。
いろんな脳内アーカイヴをぐるぐる思案したんですが、最終的にこれを取寄せることにしました。

もしかするともうこのシリーズは流通してるもので終了かもしれない匂いがしますが、ケラスターゼなどと同様にもともとサロン仕様に開発されたとても優秀なヘアケアシリーズのアウトバストリートメントミルクです。
私がこのミルボンという会社を知ったのは、以前にとあるアイドルグループのプロデュースの仕事に携わっていた時に、グループメンバーの一人にロングヘアの印象がとても不潔な子がいまして、
髪質自体はべつに悪くなかったのですが、清潔でキレイな髪に見えるようケアさせるための材料を探していた中でのことでした。
その後その彼女は汚髪をすっかり卒業して、今ではむしろ美髪自慢になっているようですが。
私が信頼するサロンのオーナーも以前、このピンクのアプラウとは別の緑のディーセスシリーズのミルクをサロンで仕上げに採用していたのもあり、このブランドには個人的に信頼できる背景がありました。
私自身はアプラウミルクを使うのはこれが初めてなのですが、おそらく心配ないだろうと最初から思ってました◎
結論からお伝えすると、使用感は抜群で想像どおり。買って大正解です。
同じアプラウでもタイプ違いもあるようなのですが、このシリーズに限らず、水分が抜けてスカスカになってしまったダメージヘアにはオイル系よりも乳液タイプが個人的にオススメです。
ついで言っておくと、一度傷んだ髪はどんなに高いトリートメントを使おうが基本健康な状態に復元することは不可能で、外から物質で埋めるだけのことになります。
私が長年お世話になっているサロンオーナーは自身も現場に立ち続けてますが
「うちでもどこでも毎月3,000円のトリートメントに美容院にお金を払うならその分いいシャンプー剤を買って使うほうがいい」
と言っています。まあ、商売げが昔からあまりない方でして。笑
それで気分が良いならその人の勝手ではあるんですが、リアルな理窟でいえばそういうことです。
なので、今回のこのミルクモイスチュアトリートメントも結局のところ、次にカットするまでにできるだけこれ以上ダメージを加速させずキープするためのもの、ということになります。
女性にとって、髪のさわり心地や肌のさわり心地というのは日々のテンションを大きく左右するものだと思います。
基本的にはダメージ加速防止策ではあるのですが、やはり日常何気なく触れた髪のさわり心地が良いと悪いでは、全然気分が違いますよね。
とにかく髪が内側から乾燥してダメージが進んでる方、クセ毛で基本的に手触りが悪い方、などはこのミルボンディーセスアプラウミルクモイスチュアはとてもオススメできるアイテムです。
テクスチュアと使用感、香り、使い方など
見た目はまさにドロッとした白い乳液、エマルジョン系です。

オイルのようなベタつき感はなく、ウォータリーな質感なので洗って軽くタオルドライした状態の髪に2プッシュほどなじませると驚くほどつるんと潤いが充足した手触りの良い髪に変身します。
ヘアドライ後はその人の髪の状態によって仕上がりの質感が多少異なるとは想像しますが、私に関しては軽くアイロンプレスしておくことでよりつるんとした質感を維持できています。
アイロンプレスなしだと全体に残ってるダメージの影響とそもそものヘアエイジングとでどうしても少しボアボアした感じにはなります。
香りは見た目よりもフレッシュな感じ。個人的にはもっと女性らしさの強いセクシーな香りでもいいかなと思いますが、一般的には好まれやすい爽やかなフルーティーフローラル系の香りです。
フルーティーと言ってもいろいろありますが、ちょっとアップル香のような印象があるタイプ。
使い方については公式には毛束感スタイリングにもとあるようですが、私個人の見解ではミルク系を仕上げに使うと髪質にごわっとした硬さが出るので、あまり好みません。
それよりも圧倒的に濡れた状態の髪に馴染ませてつるんとした髪質に仕上げるのがオススメです。
スタイリングの仕上げに魔法をかけるなら、やっぱりオイルです。最高峰はシスレーだと今のところ思ってますが、最近はトレンドなのもあって色んなオイル系アイテムが出ていますので
売り場テスターなどで気に入った香りと仕上がり感のものを使われると良いと思います。
ちなみに私は、タオルドライ直後にはシスレーオイル1プッシュ、その次にこのミルボンのミルク、ドライヤー前にケラスターゼのクロノロジスト&エッセンシャルflatセラム、ヘアアイロン後はその日の気分ですが普段仕様だとリヴァーシアのオイルセラムをよく使います。
こちらの記事にすべて紹介しているので気になる方は参考にしてください。

エイジング症状の実感がある世代の大人女子には手間でもヘアケアはていねいにすることをオススメします。丁寧に洗って丁寧に乾かすことでかなり髪の見た目は大きく変化させることができます。
こればかりはどうしようもない体の変化、アラサー世代以下までと違って髪は肌以上に適当に扱ってもそれなりにいてはくれなくなってきます。
私が髪のエイジングを感じ始めたのは2020年現在から4〜5年前のことと思いますが、基本的にはさまざまな物理的物質的要因から栄養不足になって髪が痩せてくるのがすべの原因です。
まあある程度は致し方のないことだとは思うのですが、最終的には髪の問題というよりは頭皮の問題です。
頭皮よりさらに突き詰めると結局ほかのあるゆる美容・健康問題と本質的に同じところに行き着くことになるのですが、それはちょっと今回の記事テーマから飛躍し過ぎるので割愛します。笑
脱シャンプー&肌断食を経て、現在に至った結果、私の髪も肌もエイジングを感じ始めたころよりもうんと美しく変化できたと思っています。
もちろん数年経過した分の新たな変化はあるし、あくまで時計の針を巻き戻した状態になったというわけではなく、年代なりの生き生きとした美しさのある状態に変わったということです。
脱シャンプーと肌断食についてはさまざまな意見に分かれますが、これもまた別記事にて私なりの分析をあらためてまとめたいと思います。
現在の私の個人的見解としては基本、シャンプー剤もスキンケア用コスメも使ったほうがいい。
美しさの個人定義にもよりますが、年老いていくことも含め人間のありのままの姿を美とする人以外に対してはそう思います。
あらゆる検証と分析をやってきた女の私が自身でそう感じているのだから、知識だけある学者がいうとのは話が違うのではないかと。
そもそも指標として「健康体重」と「美容体重」という区分があるのと似ていて、健康肌と美容肌は本質的に良しとするポイントが異なるのです。自分がどこを目指したいのか、ご自身でよく認識しておく必要があります。
食を含めて生活習慣の結果、健康すら保ててない状態の方はまず美容レベルを目指すよりも先に健康レベルを引き上げる必要がある場合も多々あります。
また、内側のことばかりに執着し過ぎて外側にまったく関心がないのもある意味ではメンタルアンバランスなのではないかとも個人的には感じます。
人の価値観なのでそれで私はとってもシアワセなの、と言われたら「よかったです」としか言えませんけどね。笑
でも私は今日までいろんな方に様々な形でビジュアル指導やアドバイスをしてきて、キレイになったりカッコ良くなって人生変わった人たちが「変わる前よりも楽しくなさそうになった」事例は一度たりとも見たことがありません。
なので、汚いよりもキレイであれ、と思っています。
今回はプロダクトレビューというより普通のブログっぽい記事になってしまいましたが、ミルクモイスチュアのことやヘアケアのこと含め、何か参考になれば幸いです。
ではまた。
ophelia.s
