何年か前に脱シャンプーを実践したことがあります。きっかけや実践した方法、参考にした書籍、実践してみた結果、その後感じているメリット・デメリットなどを記事を分けてご紹介したいと思います。
はじめに
まず、結論からお伝えすると、
私個人は現在、脱シャンプーは「やめるべき」派です。
基本的なスタンスとしてですが。
私自身もあの当時からまだ完全に悩みが解決できているわけではなく、正直なところ今もシャンプージプシーは続けています。
でもそれは自分の中の完璧なシャンプーが見つかってないだけで、ベターなものはもうある上のことです。
一つ言えるのはまず、シャンプー剤を取り入れたケアをするほうが女性ならではの身だしなみストレスがないこと。
これが絶対的に大きいです。
選択は個人の自由なので、脱シャンプーしてみたいと思う方はとりあえずトライされてみていいと思いますし、私が感じたようなことがすべての人に同じようにストレスになるとはいえないので、やってみて性と質に合うなら実践を続けられればよいと思っています。
本記事シリーズはそのような前提で参考にしてもらえたら幸いです。
脱シャンプーを始めたきっかけ
私が脱シャンプーを興味をもって実践してみようと思ったきっかけ、それは「頭皮の痒み」が一番の理由です。
ある時期から気づいたら原因不明の頭皮痒みが慢性的にあり、痒みのほかにも時々フケが部分的に出るようになったり、痒みで掻いたところが傷ついて荒れしまったり、あと頭皮の臭いが洗っても洗っても日常的に気になる・・・という状況でした。
髪についてはやわらかく扱いが難しいクルンクルンのクセ毛ということ以外にこういう悩みとは無縁なタイプだったのですが、
エイジングによるホルモンバランスの変化とか環境ストレスとか食生活の変化とか、そういったいろんな要因が重なってのことだったのかもしれません。
【脱シャンプー】という言葉はそもそも知りませんでした。添加物に神経質になり過ぎた時期もあったので、シャンプー剤を含む洗剤類にはあまり良い印象がなかった時期が長かったですが、
だからといってシャンプー自体をやめてしまう、という発想にはどういうわけか私はそれまでなったことがなかったんです。
頭皮痒みの悩みが自分の中ではわりと深刻になってきたある日、立ち寄った古本屋さんで脱シャンプーについて提案者の医師が書いた書籍を偶然目にしました。

その時の私にとってはちょっとした衝撃でもあり、目からウロコのようにも感じた記憶があります。
私の脱シャンプー 実践方法・始めた時期
まず、始めたのは季節でいうと暖かい時期です。
私が見た書籍によると頭皮の皮脂というのは実は熱いお湯よりもぬるめのお湯が一番落ちるのだそうで、参考書籍では「湯シャン」として推奨されていました。
ただ残念ながら個人的にはぬるま油で皮脂が満足に落ちた実感は過去一度もないです。
また脱シャンプーを始めるきっかけになった頭皮痒みも完全に消えることはありませんでした。
湯シャンでの脱シャンプーを始めるにあたり、冬場にぬるま湯だけで洗ったらさすがに寒いだろうと思って暖かい時期に最初の実践を始めました。
実践については厳密にいうと、何度かのトライアルがあって、いきなりやめてみようとしたこともあったんです。でもさすがに無理でした。笑
なので色々と自分で考えてみたり調べてみたりを繰り返して、最終的に一番長く続いた方法というのが、
「暖かい時期に始めて、徐々にシャンプーを減らしていく」
という方法。
脱シャンプーの前にシャンプー剤もかなり色々試しました。とにかく頭皮トラブルを解消したい一心だったので、サロン仕様の業務用商材から固形石鹸まで思いつくことは全部トライしました。
石鹸シャンプー&リンスの類いも色々なメーカーのものを買って使ってみたりしました。
無添加と書かれている商品でも実態はさまざまで特定の成分が入ってないということだけの無添加表示商品もあれば、本当にシンプルな石鹸成分のみという無添加商品もあって、
そういうのはちゃんと選ぶ側がチェックして使うようにする必要があります。
ただその系統のものはいずれも髪はガシガシになるし、一番の悩みである痒みもニオイも全然改善しないし、むしろストレスが溜まる一方でしたね。笑
まあそれで最終的にはとりあえずはその時に自宅で使っていた普通のシャンプー剤を使いながら、毎日少しずつ洗剤を減らしていく、という方法で最初の一週間ほどを乗り切ることができました。
ただこれは完全な脱シャンプーではないですよね。この次がシャンプーを完全に断つステージになります。
リンス効果と皮脂対策にクエン酸を活用
正直、石鹸シャンプーも脱シャンプーも髪はそれだけやってるとガシガシになると思います。
提案者のドクターからすれば「それまで不要なコーティング剤などが入りまくったもの使い続けてるんだから当然だよ」ということなんでしょうが
まあそれにしてもやっぱり残念な感じにはなっていきますね。
当時を振り返ると、今のようにコスメや美容に興味関心がぜんぜんなかったからこそ成立したのかもしれないと思うし、逆にこの経験があったからこそ今の自分があるのかもしれないとさえ思います。
髪はよほど強靭な健康状態でなければ、水だけで洗っても自然乾燥させればキューティクルが開いてバサバサとした質感になってしまうそうです。
その状態をデフォルトかつ良しとするのか否か、という前提の問題もありそうな気がします。
私は女性ですので、やはり髪にせよ肌にせよ見た目は美しくないより美しいほうが気分がいいと感じますし、世の中に私は別の感覚の方も一部いらっしゃるとは思いますが大半の女性は美しくなれば機嫌良くなるものではないかと個人的には考えています。
美容にさほど興味・関心がなかった私でも、やはり髪がパサつくのは最初から気分の良いものではなかったです。
始めた時期が良かったのか、脱シャンプーを実践した人の多くが打ち当たる「頭皮の皮脂」問題については、もともとオイリー性でないのもあって実はさほど困らなかったんです。当初は、ですが。
なのでシャンプーやめるだけならこのまま続けられるかも、と途中思っていた時期もあったんですけれど、
毛先がバサバサするのだけはずっと嫌でクエン酸リンスを自作して併用しました。
クエン酸リンス
水・クエン酸・グリセリンを混ぜて基本数日で使い切ります。
(水300cc前後に対してクエン酸15~30g程度。グリセリンは入れ過ぎるとベトつく可能性があるので注意)
※水道水でもいいですが、私は浄水を使っていました※
クエン酸は他にも色々使えるので食品グレードのものをオススメします↓
グリセリンも精度が様々ありますが高純度グレードのものをオススメします↓
頭皮の皮脂が気になる時は濃いめのクエン酸水
私の段階的脱シャンプーはわりと順調に進んでいたのですが、季節が寒くなるにつれ、それまでは気にならなかった頭皮の皮脂溜まりに思いのほか困らせれることになりました。
その際に思いついてやってみたら良かったのが「濃いめのクエン酸水」。
いつもリンスとして使っていたものはクエン酸の量は少なめなんですが、量を増やしたクエン酸水を直接頭皮に塗布してなじませて流すと不思議とこびりついてた頭皮がかなりスッキリします。
ちなみにクエン酸は酸性なので濃いめのクエン酸水は皮脂溜まりが気になる頭皮に使うようにして、髪にはなるべく付かないようにしていました。
この記事のまとめ
・実践を始めるなら暖かい時期からがよい
・だんだんシャンプー剤を減らしていく方法だとすぐ断念せず脱シャンプーが成功しやすい
・湯シャンはぬるま湯のみで洗う方法
・頭皮の皮脂は湯シャンが一番落ちやすいらしいが、筆者はそう思ったことはない
・無添加表示シャンプーもモノによって内容はさまざまなので成分をチェックし注意する
・石鹸シャンプーは総じて髪がガシガシになる
・髪は洗って自然乾燥するだけだとキューティクルが開いて手触りの悪い髪になる
・髪をなるべくまとまりやすくするにはクエン酸水を使う(市販のものもある)
・頭皮の皮脂溜まりが気になる時には濃いめのクエン酸水を頭皮に使うとよい
ではまた。
ophelia.s
